マンガ買いました!『ミステリと言う勿れ』1・2巻

今回は新刊のお話ではなく、今さら?というようなやつ。
田村由美先生の『ミステリと言う勿れ』を買い始めました。

2019年のマンガ賞で上位にランクインしていたので、知ってはいたのですが、なぜか当時は食指が動かず。本当に今頃になってようやく“気になり”が頂点に達して、まずは1・2巻を購入。

田村先生の作品は、元々『BASARA』以前から読んでいたので、読めばきっと面白いとは思っていましたが、話題にもなって注目もされて、読んでみたらやっぱり面白かったので、この記事をアップするころには既刊(8巻まで)が揃っていることでしょう。

ちなみに『BASARA』の1巻が出たときに「あぁ、あの作家さんのか。なら読もう!」って思ったのを覚えています。じゃぁ何を読んでそう思ったのかは不明。短編集かなんかだったような…。

本作は主人公の近辺で大なり小なりの事件が起き、それを知識と洞察力をフル稼働して推理を進めていくミステリー作品となっています。一応の縦軸となりそうな事件はあるものの、基本的には古今東西で使われてきたミステリーのプロットからハミ出すことのない、逆に言うと安心感のある作品。

そうなると、あとは事件や謎のクオリティよりも、いかに読者を惹きつける探偵を登場させるか!ということに尽きるのではないかと(個人的に勝手に)思います。

主人公は大学生、久能 整(くのうととのう)。長身痩躯、もじゃもじゃのアフロのような天パ。カレーが好きで、いつも控えめ、落ち着いた口調とどことなく頼りない空気をまとった温和な表情。だけど、余計なことを言っては「性格悪いだろ?」とツッコまれまくる。世の中のいろいろなことに疑問を持ち、ことあるごとに海外の事例などを用いて自論を述べる。本人は自覚してないっぽいけど、まぁおしゃべり。饒舌スイッチが入りやすいタイプ? ざっとあげるとこんな感じでしょうか。

根の優しそうな風貌と芯のある強い意志をあわせ持ち、一気呵成に事件の核心へと言葉のメスを入れていく。読者を魅了するモジャモジャ探偵の活躍に目が離せません(探偵じゃなくてただの大学生だけどね)。(斉藤)

★ミステリと言う勿れ(1・2巻)
・作者:田村由美
・発行:小学館
・価格:429円 + 税

って、ここまで書いておいてなんですが、文中にあるように既刊(8巻まで)も購入済みw しかもTVドラマ化まで発表されて、もうなんだか全てにおいてタイミングを逃した感じだな。

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