先日、だいぶ以前に購入したマンガを引っ張り出してきて紹介した『瑠璃の宝石』。全然知らなかったのですが、今月偶然2巻が発売されました。
金欠女子高生の主人公・瑠璃が、山で宝石を見つけてアクセサリーを作る!という不純な動機から、奥の深い “石” の世界にハマっていく物語。1巻を読んだ時点では、エピソード毎にいろんな宝石(鉱石?)に出合って掘り下げていくのかな…と思っていましたが、ちょっと予想と違う展開になっていました。

ネタバレになってしまいますが、2巻は丸々 “サファイア” 探しとなります。意外や意外、大学院生の凪の指導で瑠璃が川砂の 採集 → 調査 → 記録 という地味な工程を一所懸命にこなします。本当に気が遠くなるような工程の繰り返し、ただこれがサファイアの鉱床を突きとめる最短のルートだということが、瑠璃にも読者にも自然と理解できる構成はお見事。
途中で自分のミスに気がつき、そこに立ち返ってサファイアの鉱床があるかないかの可能性を科学的にツブしていく。瑠璃の成長も描きつつ、最後にはキチンとご褒美=サファイアにたどり着く。1〜2巻が物語の序盤だとしたら、とても丁寧な導入だったと思います。
3巻からはどんな “石” との出合いが描かれるんだろう? 続きが気になる、間違いなく応援できる作品でした。(斉藤)
★瑠璃の宝石(2巻)
・作者:渋谷圭一郎
・発行:KADOKAWA
・価格:680円 + 税
