マンガ買いました!『チ。―地球の運動について―』6巻

年末年始にいろいろとチカラを使い果たしていて、気がついていませんでしたが「チ。―地球の運動について―」の新刊が発売されていました。

そういえば「チ。」については、いつもいろいろなコミックスとひとまとめで紹介していたので、ここらでキチンとこれまでのあらすじを交えて紹介しましょう!

まず、この「チ。」という作品ですが、これは群像劇です。主人公はその時代、その時期ごとに居ますがひとつのテーマを軸にして、大きな流れの中で次々と代わっていきます。

「チ。」の本流となるテーマ、それは「地動説」。作品中では「C教」という名称になっていますが、これはあきらかにキリスト教のことで、世の中の中心は世界(地球)で、太陽や星々は地球を中心にして動いている「天動説」が信じられていた時代の物語。

崇高な教義に背くものとして地動説=悪とされていた時代に、真実に気がついてしまい、その証明に心身を捧げ、信念を貫き通す人々の高潔な生き様が描かれます。

第一章(1巻)では、名もなき研究者からC教の若き青年ラファウへ。ラファウから名も知れぬ研究者の手を経た第二章(2巻〜5巻)では、夜の星を見分ける優れた視力を持った若者オクジーと、真実を探求する修道士バデーニの元へ。簡単には他人に知られないように様々な手法で「地動説」の研究が引き継がれていきます。

そして5巻までの全編を通して、真実を求める主人公たちを執拗に追い詰めるのがC教の異端審問官のノヴァク。こいつが出てくるととにかくイヤな感じにしかなりません(笑)

最新の6巻からはいよいよ第三章がスタート。第二章のオクジーとバデーニから研究を引き継いだ修道士が登場すると思いきや、いきなり知らない男性の大暴れでスタート。この謎の男性がさらに初登場の少女ドゥラカと偶然一緒に行動することになり、C教に異議を唱える集団の長と出会うところまでが6巻となります。

そして最後に登場する集団の長が実は…という展開。

いろいろなマンガ大賞?ランキング?で上位入賞しており、すでに認知されている本作。いまさら声高にオススメしても意味がないのですが、面白いものは面白いんだから手を出しあぐねている人は機会があれば必ずチャレンジしてみましょう。面白いからw(斉藤)

★チ。―地球の運動について―(6巻)
・作者:魚豊
・発行:小学館
・価格:591円 + 税

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