今日のオススメマンガ『ラーメン赤猫』

さて。いろいろなマンガアプリを試してはみるものの、なかなか自分にハマるものがみつからず、結局 “少年ジャンプ+” と “マンガワン” にかたよっている斉藤です。

集英社が発信するジャンプ+内で「ジャンプルーキ!」という企画があるので、今回はまずその紹介をしますね。

ジャンプ+は週刊少年ジャンプ等、集英社での連載経験のある作家さんや、どこから探してきたのか?とんでもない才能を秘めた若手作家の作品が、曜日ごとに毎週 or 隔週で配信される王道マンガアプリです。

ジャンプ+では、新人作家の投稿を広く募集しており、優秀作品は “ジャンプルーキー!” としてバンバン掲載=配信されます。ジャンプ+とジャンプルーキー!はなんとなく線引きがされていて、やはりジャンプ+=メジャー。ジャンプルーキー!=インディーズ。のような感じになっていますが、ルーキー!で人気を獲得した作家さんは、ジャンプ+に読切が掲載されたり、場合によってはルーキ!のままジャンプ+に「インディーズ連載」として連載を持つことも可能です。

ちょっと「?」な感じになってきたと思いますが、プロとセミプロみたいな感じ。

ジャンプ+に連載の作品は、読んだ後に表示される動画広告の視聴数やコミックの売上など、作家に還元される手段が一般雑誌に掲載される作家と同じようにキチンと用意されています。

しかし、インディーズ連載には動画広告がつかず、書籍化もされないため、純粋に読まれた数が作家への還元指針となり、それのみが作家さんを潤す唯一の手段でした。でも、まぁ、プロではない(というと語弊がありますが)ため、ジャンプルーキー!からジャンプ+に掲載場所が変わるだけでも、それはそれで大変なプラスになることも確か。

ただ、残念なことにどんなに面白い作品だとしても、どんなに人気の高い作品だとしても、その仕組み上、紙媒体はもちろん配信コミックすら発売されることはありません。

そのため、インディーズ連載の最新話が公開されると「紙のコミック希望!」とか「なんでこんなに面白い作品を本棚に並べられないの」、「もっと作者に還元したいです!」といった、ファンの声援が毎週のようにコメント欄にあふれます。

これは、インディーズ連載に至る経緯も含めて、仕組みとは言えファンには大変もどかしい状態…。

ウソでした、ごめんなさい! いやウソじゃなかったんだけど、いろいろあって覆りました!

現在 インディーズ連載としてジャンプ+に掲載している「ゴダイゴダイゴ」が9月に、「ラーメン赤猫」が10月に。これまで無理!とずっと公式に明言されていた仕組みをブチ破って、紙の単行本として発売することが決定しました!

もちろん、世間のほとんどの人が知らないニュースではありますが、これは作家本人はもちろん、応援し続け見守ってきたファンにとって「歴史が変わった…」くらいの出来事です。

「ゴダイゴダイゴ」も毎週の更新を楽しみにしている作品ですが、今回は写真の「ラーメン赤猫」を特にプッシュしておきます。もちろん「タテの国」の連載を経てインディーズで再挑戦をしている、小田空先生の「ドラゴンの子」もいつかコミックになって欲しいし、連載は終了しているけど大友しゅうま先生の「ゴリラ女子高生」だって大逆転でコミック発売して欲しいです。

ただ、あんまりアレもコレもと欲張るのも大人気ないので、今回は「ラーメン赤猫」。このタイトルだけでも皆さんご注目ください。(斉藤)

★ ラーメン赤猫
・作者:アンギャマン
・掲載:少年ジャンプ+(集英社マンガアプリ)にて配信

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