昨年の1月に1巻が発売してから1年半以上が経って、ようやく2巻が発売されました。斉藤のイチオシマガ『喫茶アネモネ』でございます。

毎週金曜日に1ページ分が更新される新聞連載のため、忘れた頃にポッと書店に並んでいたのを早速購入。「次にくるマンガ」でもなければ「このマンガがすごい」というモノでもないのですが、とにかくイチオシなんです…って、1巻の時にも書いたような気がしますが今回も少しでも売れてほしいので発売後速攻で紹介します。
どこかの町にある昭和の雰囲気を漂わせる「喫茶アネモネ」。ここで働く老いたマスターとバイトのよっちゃん、そしてアネモネをゆるーく愛する常連客による、なんでもない日常を描いた本作。
連載が新聞紙上ということもあり、ハロウィンやバレンタインといった季節ネタから、お年寄りのスマホデビューやリモートワークなんていう時事ネタまで。アタマからページをめくっていくと、リアルな時間の流れを感じることができるのも単行本での一気読みならでは。
とは言え、2巻になって新しい事件が起きるでもなく、新キャラ続々でパワーアップするわけでもない。いつもの安心できる日々のどうということのない物語が、とにかくクセになって毎週の更新を楽しみにしています。って、このブログ中でもっとも魅力が伝わりづらい作品かもしれないですね。まぁいいか。(斉藤)
★ 喫茶アネモネ(第2巻)
・作者:柘植 文
・発行:東京新聞
・価格:1,000円 + 税