マンガ買いました!『タテの国〈reboot〉』1巻

僥倖=思いがけない幸運。(大辞林 三省堂 第四版)

子供の頃にアニメで覚えた言葉です。確かイデオンだった気がする…。まぁ、それは置いておいて、とにかく僥倖というやつかもしれない。と言わずにはいられません。

マンガアプリ「ジャンププラス」で連載していた田中空先生のSF作品『タテの国』がいつのまにか、紙媒体で刊行していました。この情報を知った瞬間にAmazonで即購入。

というのも、この作品はもともと縦スクロールで読み進める当時としては画期的な作品で、連載中も完結したあともコミックスになることがなかった幻の名作だからです。

コマをただ縦に読むため並べているタテヨミ作品とは若干異なり、縦スクロールであることを最大限に活かした構成、演出による物語。過去のSF小説や映画などへのあふれるリスペクトと、本格的なSFテーマの取り込み。そして、それでも根底にある王道の “ボーイミーツガール” ストーリー。

とにかく、斉藤がオススメする “ここ10年くらいのマンガ” の中でも3本の指に入る本作、手元に置いておける今回の刊行は正に “僥倖” と言わざるをえないのです。

実はタテヨミ作品のコミックス化はこれまでにも数々ありました。ただ、先にも述べた通りコマを追うのがタテという作りなので、ページへの落とし込みが不可能ではない(もちろん大変な労力なので優劣をつけるわけではありません)。『タテの国』はこの “ページへの落とし込み” がどうしても不可能なため、これまでもファンの間では「巻物として刊行するしかないなw」とよく言われていました。

自分も紙での発売は無理だよなぁと思っていましたし。ではなぜ、今回紙媒体での発売が可能になったのか…。答えは簡単「田中先生がヨコヨミ用に全部描き直したから」です。

いやいやいやいやいや。答えは簡単だけど、これ並大抵のことじゃないから。実際、連載完結から何年もかけてこの紙での発売にこぎつけたそうです。田中先生マジ神対応。

そんなわけで、おそらく全部で15巻になると思いますが、オールマストバイです。ていうか、斉藤が死ぬまで我が家の本棚に並ぶ作品です。今回はいろいろあふれ出してしまったので、作品の中身については全然紹介できなかったけど、2巻以降はストーリーを追いながらブログで紹介していきますね。(斉藤)

★タテの国〈reboot〉(1巻)
・作者:田中空 (TANAKA KUU)
・発行:自費出版 ← Amazonでの注文生産となります
・価格:1,254円 税込

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